辛い物は母乳にどのような影響が出る?食べていいの?

訪問美容かみのけブログ

「授乳中に辛い物を食べてもいいのかな…」
「食べたら母乳にはどんな影響が出るんだろ…」

母乳で育てているママにとって、普段の食生活が母乳にどのように影響するのか不安になりますよね。

この記事は辛い物を食べたときに母乳にどのように影響するかを産婦人科医が書いた書籍を基に作成しました。

結論を先にいうと、授乳中に辛い物を食べても問題ありませんが風味の変化があります

なぜ問題がないのかなどの解説をしていきますが、その前に母乳がどのように作られるのかをこれから解説していきます。
仕組みが分かれば、ネットの情報や噂に惑わされることが少なくなるはずです。

目次

1.母乳ってどのようにつくられるのか

子どもは母乳で育てないといけないのかと考えるママさんもいますが、そんなことはありません。

母乳で育てる方もいれば、母乳が出なくて粉ミルクで育てる方もいます。

「母乳じゃなきゃいけないのか」
「母乳で育てられないのなら、免疫がつかないのではないのか」
などと疑問や不安に感じるママは多いです。

しかし、粉ミルクでも免疫の強くする成分が含まれているので安心してください。

完全母乳で育てた人は3割ほど
母乳で育てないと病気がちになるという情報が本当なのであれば、10人中7人がいつも風邪などの症状がある子どもになってしまいます。

実際にそんなことは起きていない現実から、そこまで心配をしないでも大丈夫です。

母乳はなにから作られているの?

母乳の原料は血液です。
母乳には赤血球が含まれていないため見た目は白く見えます。

母乳の原料が血液ということは、妊娠中と同じようにバランスのとれた食生活をこころがけるようにすることが大切
子どもの健やかな成長のため、自分自身の健康のために意識をしていきましょう。

しかし、神経質になりすぎてしまうのもよくはありません。
神経質になりすぎてしまったことが原因でストレスが溜まり、母乳の出が悪くなってしまうこともあるからです。

食べたものが直接母乳に影響するということではないので、過度な心配はしないようにしましょう。

母乳を作り出すしくみ

出産後に女性ホルモンの量が一気に減少しますが、反対に母乳の量を増やすためのホルモンが増えてきます。

母乳を分泌するホルモン(プロラクチン)の濃度は出産直後が最高で、その後はゆっくりと減少するのですが、乳頭が刺激されるたびにふたたび分泌量が上昇するしくみです。

ですから早いうちから赤ちゃんに吸わせれば吸わせるほど母乳の出は良くなるので、どんどん吸わせてあげましょう

母乳にはどのような効果があるのか

母乳は赤ちゃんに免疫を与えることができます

免疫物質をもっとも多く含んでいるのが、産後間もないころににじみ出るような「初乳」です。

初乳はその後の母乳よりも免疫物質や白血球をたくさん含みますので、あまり出ていないと感じてもしっかりと飲ませてあげるようにしましょう。

子どもが産まれたらすぐに母乳が出ると思っていたママは多いのですが、はじめから母乳がたくさん出る人は少ないです。

「初乳がどれなのかよくわからない」「少ししか出ない」と思うママもいると思いますが、赤ちゃんに頻繁に吸ってもらううちに初乳を飲ませることができ、母乳の出がよくなるようになります。

そして、母乳の出が良くなる頃には乳糖や脂肪を多く含んだカロリーや栄養素がたっぷりのご飯の役割を果たすようになります。

2.辛い物は母乳にどのような影響が出る?食べていいの?

ママが食べた物の風味は、妊娠中は「羊水」に授乳中は「母乳」に出てくることがわかっています

食べた物が吸収され、血となり母乳に変わって赤ちゃんに届くのですが、辛い成分までもが赤ちゃんに届くわけではないので安心してください。

もし辛い物が悪いのであれば、カレーやキムチをよく食べるインドや韓国の赤ちゃんはどうなってしまうのでしょうか。
インドや韓国の皆さんは日本と同じように元気に過ごしている方が多いですよね。

ですから、気にせずに食べて大丈夫です。

しかし、何においても食べすぎは身体に良くないので注意しましょう。
辛い物の食べ過ぎにより、はき気・胃痛・下痢などの症状が出てしまったらつらいですから。

3.母乳はフルコースの料理と同じ

母乳は最初と最後では味が違うといわれていて、最初は軽めの味で最後はこってりとした味に変わります。

赤ちゃんは授乳のたびに前菜からデザートまでのフルコースの料理を楽しんでいるわけです。

ママがカレーを食べたときは母乳もカレー風味のフルコースに。
韓国料理を食べたときは韓国料理風味のフルコースに。

これを食べた後はゴクゴク飲むなぁ、あまり飲まないなぁなどと子どもの飲み具合を見てあげましょう。

辛い物を食べた後の母乳をゴクゴク飲むのであれば気にせず食べていいし、もし嫌がるなら食べるのを少し控えるなどといった対応が必要かもしれません。

赤ちゃんに様々な風味の母乳を味わってもらいたいと思うママは多いと思うので、様々な物を食べて赤ちゃんにも様々なタイプのフルコースを提供してあげたいですね。

4.母乳をあまり飲んでくれないのはおいしくないから?

食べ物の影響でたくさん飲んでくれるときやあまり飲んでくれないときがあるのであれば、ママが食べる食べ物を意識をすればよいのですが、それでも飲んでくれないときは別の理由を考えてみてください。

張りすぎていて吸い付きにくい・乳首の形が飲みにくい形になっている・くわえ方が浅い・小食などの原因の可能性があります。

その際は助産師さんなどに飲ませ方を1度見てもらいましょう。

授乳姿勢やくわえ方を修正するだけでよく飲むようになることは多いです
それと同時に乳腺につまりがないか、乳首にトラブルがないかなども診てもらうとよいでしょう。

母乳のトラブルは食べ物だけの原因ととらわれずに総合的に見ることが大切です。

5.辛い物は母乳にどのような影響が出る?食べていいの?まとめ

「食べた物が風味となって母乳に影響が出る」「母乳はフルコースの料理」と解説していきましたが、この記事を作成している最中や書籍を読んだときに人間の身体は本当に不思議だなと改めて感じました。

子どもを健康的に・元気に育てていきたいという気持ちは親なら皆同じです。

子どもを健康的に・元気に育てていきたいのであれば、ママが様々な食べ物を食べて健康でいることが1番大切です。
様々な食べ物を食べた結果、母乳の風味が豊かになり、子どもも食の楽しさなどを知らず知らずのうちに身につけることができます。

母乳を通して、小さい頃からたくさんの風味を感じさせてあげてくださいね。

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