この記事で知ることができる内容
- 臨月に近づくにつれ仰向けになる場所を避けてほしい理由がわかる
- 仰臥位低血圧症候群の理解を深めることができる
妊娠後期の妊婦さんには「必ず」知っておいて欲しい記事です
臨月に近づくほど美容室・歯医者などの仰向けになる姿勢になる場所は避けてください。
なぜなら仰臥位低血圧症候群を発症するリスクがあるからです。
記事の執筆者
キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師
神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。
美容室で働いているときに、僕の知識不足が原因で妊娠後期の妊婦さんがシャンプー中に気分を悪くしてしまったことがありました。
その当時の僕はあたふたすることしかできず、対処の仕方を知りませんでした…
とても反省をし、後に調べ、初めて「仰臥位低血圧症候群」という言葉を知りました。
情けないですよね…ホント。
この記事はそんな僕と同じような想いをしてほしくなくて作成しました。
妊娠後期の妊婦さん・美容師などの仰向けでの施術をする業務に従事している方には必ず最後まで読んで欲しい内容です。
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仰臥位低血圧症候群ってなに?
漢字を読み解くと仰臥位(仰向け)・低血圧(血圧が下がる)・症候群(様々な症状が同時に起きる)という状態のこと。
「仰向けになると血圧が下がって様々な症状が出てきてしまうよ」という症状です。
仰向けになる場所と考えたら…美容室のシャンプー中・歯医者の治療中・帝王切開前に起こりやすいシチュエーション。
つまり、妊婦さんなら誰にでも起こりうるリスクがあるということですね。
「私なら大丈夫!」とシャンプー中(10分)くらいは多少無理をしても頑張れるって思っている方が多いと思いますが、早くて2~3分で現れる症状なんです。
赤ちゃんが大きくなると起こりやすい症状なので、妊娠後期になる前に美容室・歯医者は済ませておいてくださいね。
仰臥位低血圧症候群の症状って?
仰臥位低血圧症候群を発症すると、突然のショック症状(頻脈・はき気・冷や汗・顔面蒼白・呼吸困難・失神など)が起こります。
仰向けの体勢は、骨盤に沿う静脈が子宮の重みで圧迫されて潰れてしまい(動脈は潰れにくい血管)、心臓に行く血液の量が急激に減ってしまいます。
静脈が圧迫されないようにするには、仰向けで寝る体勢を極力とらないこと。それだけです。
ショック症状の例を見てゾッとしたと思うので、出産が近くなるほど仰向けは避けたほうがよさそうですね。
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妊娠9ヶ月の妊婦さん、美容師などが知るべき対処法
仰臥位低血圧症候群が起きてしまった場合の対処法はシムス位という「左側を下にして」寝る方法で回復を促すことができます。
これだけは必ず覚えておいてください!
静脈は動脈の右側を通っています。
左側を下にすることで潰れた静脈が元に戻ることで血流が改善される仕組みです。
妊婦さんの場合は支えがないと横になるのも難しいときがあると思うので、クッションなどを挟んでだいたい45度くらいの角度で横に寝れるようにするとよいのではないでしょうか。
妊婦さんが仰向けになって気分が悪くなってしまったら、「すぐに左側を下にして少し休む」こと。
特に、美容師や仰向けになる施術に従事している方は「左側を下」と気づいたらつぶやいているくらいまで頭に叩き込んでおきましょうね。
だから妊娠9ヶ月で仰向けになる場所は避けてほしい!
出産が近くなればなるほどおなかの中の赤ちゃんが大きくなるので、自ら仰向けになることは少なくなると思います。
そして、妊婦さんなら仰臥位低血圧症候群は知っていることかもしれませんね。
はじめて知った方はこれで気をつけることができるようになるし、元々知っていた方は復習も兼ねて見てくれたのかなと思います。
しかし、自分だけ知っていても周りの人が知らないのでは意味がないと僕は思うんです。
知らない人は対処の仕方を知りません。
ですから、この記事のことをパートナーに話してみたりSNSで広めてもっと認知してもらえたら妊婦さんも安心できるのではないでしょうか。
最後にもう1度「左側を下!」
もう僕は忘れません。
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