妊娠後期にバランスボールを使うメリットとリスク

妊娠中にバランスボールを使用するメリットとリスク

この記事は

  • 妊娠後期にバランスボールを使うことのメリットとリスクを解説しています

※バランスボールの批判をしている記事ではないことをご理解ください

バランスボールは注目されているトレーニング器具のひとつで、最近ではデスクワークをする人の椅子の代わりとして採用をしている企業もあります。

記事の執筆者

キジマトモヒト

キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師

神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。

使用することで得られるメリットが多いバランスボールですが、妊婦さんにとってのメリット・リスクは何なのか独自の観点で考えたことを記事にしました。

僕の勝手な考えですが、結論を先に言うと

妊娠中は使わないほうがいい

このように結論付けました。

それがなぜなのかこれから解説していきますね。

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目次

妊娠中にバランスボールと使うメリット

バランスボールは正しく使用するとメリットが多いトレーニングの器具のひとつです。

ここでは妊婦さんが座っているだけで得られる効果をご紹介しますね。

無意識に体幹を鍛えられる

バランスボールに座ると、その構造から無意識に姿勢を保とうとします。

腹筋のあたりが常に緊張状態になり、体幹を鍛え、基礎代謝を上げることができるんです。

基礎代謝が上がるということは過度な体重の増加を防げますので、とてもいいことですね。

無意識に姿勢をよくすることができる

妊娠後期になるとおなかが大きくなってバランスを保つために反り腰の姿勢になってしまいがち。

反り腰は腰痛のきっかけになるので姿勢に気を付けてくださいねと言われていると思います。

バランスボールに座ると、自然と背筋が伸びて反り腰の姿勢を防ぐことができます。

骨盤を立てることが姿勢をキレイにできる秘訣なのですが、バランスボールに座るだけで骨盤を立てることが簡単にできます。

便通を改善することができる

妊娠をすると便秘がちになる方が多くいますね。

ホルモンバランス食べ物も一つの要因なのですが、おなかが大きくなって姿勢が悪くなることでも便秘になってしまうのは知っていましたか?

姿勢が悪くなることで、内臓の動きが鈍くなり便秘になってしまうこともあるのです。

バランスボールに座って正しい姿勢を続けることで便通が改善された方も多くいます。

妊娠中にバランスボールを使うことのリスク

バランスボールを使うことで以下のようなリスクもあります。

姿勢が悪くなる

バランスボールの大きさは身長によって大きさを変えなければいけません。

座ったときに膝の角度が約90°になるものが最適な大きさとなります。

選び方の基準

~150cm150~170cm170~180cm180cm~
45~55cm55~65cm65~75cm75~85cm
参考:健康長寿ネット

座るときにもボールの中心に座るようにしないと骨盤を立てて座ることができないので姿勢が悪くなり、腰痛などを悪化させてしまうこともあるので注意をしなければいけません。

転倒のリスク

バランスを崩して転倒してしまうリスクがあります。

転倒したときに
おなかをぶつけてしまったら…

そう考えるととても怖いですね。

私は大丈夫って思っていても可能性はゼロではありません。

僕が使わない方がいいと結論づけた理由がこれです。

突然の破裂によるケガのリスク

バランスボールは空気を入れて使用するので、破裂するリスクがあります。

国民生活センターのHPにはバランスボールが破裂したことで骨折をした方の事例があるので見てください。

  • しばらく使っていなかったバランスボールは使用しない
  • 適切な空気の量で使用する
  • 使用する前は必ず点検を

といったことを守って使用することが前提ですが、それでもリスクが全くなくなったわけではありません。

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妊娠後期にそれでもバランスボールを使うときは…

リスクを十分に承知したうえでバランスボールを使用するときは、次のことに注意をして使いましょう。

周辺環境の整備をする

  • 転んでも衝撃が和らぐように柔らかい床の上で使う
  • 手すりや椅子など、掴める物の側で使う
  • 床に突起物がないか確認する

少しでも破裂や転倒のリスクを減らすために周辺の環境整備を行ったうえで使用しましょう。

飛び跳ねたりしない

トランポリンみたいに座ったままビョンビョンとしたくなる気持ちはとてもわかります。

本来はそのように使ってもいいのですが、バランスボールに過度な負荷をかけることは破裂のリスクを高めてしまうため、妊娠中に使うときは椅子としての使用目的のみにしましょう。

長時間使用しない

バランスボールは座っているだけで体幹などを鍛えることのできる器具です。

つまり無意識の状態で身体に負荷をかけているため、常に身体は緊張状態です。

知らず知らずのうちに疲れてしまうので、15分をひとつの目安として少しずつ時間を伸ばしていくようにしましょう。

【まとめ】妊娠中はリスクを優先させたほうがいいと思う

どんな行動にもリスクというものはつきものですが、妊娠中はリスクの大きさで行動を決めた方がいいと僕は考えています。

今回取り上げたバランスボールは僕も使っているし、妊婦さんにとっても体への負担が少ない、いい器具だなと思って紹介しようと思っていました。

けれど、リスクを考えたら素直に

「おすすめです!」

とは言いにくいものだったので今回のような記事になりました。

バランスボール以外でも身の回りに

「妊婦さんにおすすめ!」

と言っているものって山ほどありますが、メリットの裏に少なからずのリスクが必ず存在します。

すぐに飛びつくのではなく、リスクを考えたうえで

やるorやらない

の選択肢を選べるようにできたらいいですね。

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妊娠後期にしんどきときに読むと役に立つ記事のリンク集です。

妊娠中にバランスボールを使用するメリットとリスク

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