妊娠初期に仕事やパートを辞めるときはこう考えた方が楽になれる

「つわりが始まって仕事に行くのがつらくて限界…」
「仕事を辞めたいけれど、妊娠したことを伝えるのはなんだか気が引ける…」

妊娠が発覚して、仕事を辞めたいのだけれどなんだか言いづらいと思うことはありませんか？

妊娠がわかって安定期に入るまでの数か月は、つわりがあったり、体調が安定しなかったりと「生きた心地がしない」と言っている妊婦さんもいらっしゃいました。

そんなお話を聞いていると、本当につらい時期なんだと感じています。

今回は仕事やパートを辞めたくても、色々と考えてしまってなかなか行動に移せない妊婦さんに向けて記事を書きました。

この記事を読んでいただければ、少しはあなたの参考になるかもしれません。

妊娠初期はおなかの赤ちゃんにとって大事な時期です。

授かった大切な命ですから、自分のからだや赤ちゃんのことを一番に考えてくださいね。

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妊娠初期に仕事やパートを辞めるときはこう考えた方が楽になれる

僕は約20年間務めた美容院を退職したのですが、最終経歴は店舗責任者・取締役でした。

その間、妊娠をきっかけに退職したスタッフはたくさんいましたし、最終的には自分も店舗責任者としての立場があるのに辞めて、訪問美容師として独立して今があります。

そんな経験があるから、
「辞めた側の気持ち」
「人事をする側の気持ち」
僕には両方わかるんですよね。

両方の気持ちをくみとってまとめると、仕事を辞めるときは以下のような考えをしたほうが楽です。

その理由を以下に解説していきますね。

考え方 ①：職場の人は家族じゃない

「職場の人は一生付き合っていく人たちですか？」

そんなことありませんよね。

「家族と同じように心配してくれますか？」

心配はしてくれると思いますが、同じようにではありませんよね。

職場の同僚はあなたのことを心配してくれますが、家族と同じように心配してくれる人はごく一握りだと思います。

あくまでも仕事をしているうえでの仲間ですから、そこまで本気で心配してくれる人はほとんどいないのが現実です。

考え方 ②：自分が辞めても何の問題もなし

僕が店舗責任者だった店舗は現在もなにも変わらず営業しています。

どれだけの地位があろうが、辞めてもほとんど影響なんてないんですよね。

業績は一時的に落ち込むかもしれませんが、いつのまに元に戻っているか、辞めたときよりも調子が上がっていることがほとんどです。

「私が辞めたらたくさんの人に迷惑がかかる…」

そんなこと考える必要はまったくありませんよ。

考え方 ③：自分と赤ちゃんのことだけを考える

自己中ってあまりいい印象ではありませんが、妊娠中は自己中になった方がいいです。

今、あなたのおなかの中には守るべき命がありますよね。

大切な赤ちゃんを守るために妊娠している間だけでも、自己中でいてください。

妊娠初期は赤ちゃんの形を作るために細胞分裂が盛んな時期で、一番気をつけないといけない時期といっても過言ではありません。

そのくらい大事な時期に周りのことなんて考える必要はないです。

あなた以外におなかの赤ちゃんは守れません。

妊娠初期にパートを辞める前に確認しておきたいこと

妊娠初期にパートを辞めるときに一番の心配は「経済的な不安」ですよね。

「これからの生活は大丈夫かな…」
「辞めないでも収入が確保できる方法はないのかな…」

など、現実的なことを考えると、なかなか行動に踏み切れないのも事実です。

パートを辞めるときは、将来の不安を無くしてから辞めたほうがいいので、上にあげた2つのことを必ず確認してから行動に移してくださいね。

辞める選択肢は本当に合っているか

休職であれば、つわりが落ち着いてきたらまた働くことができます。

辞めるとその場で収入がストップするので、場合によっては生活が苦しくなり、精神的にも追い詰められることがあります。

冷静に一度じっくり考えてから結論を出すようにしてくださいね。

休職の場合、社会保険加入者は傷病手当という制度を利用できるので、ぜひ活用してください。

傷病手当を申請する

※国民健康保険・被扶養者は対象外です

今働いている職場の健康保険に加入している場合は傷病手当という制度を利用できる可能性があります。

今まで支給されていた給料の約2/3が最大1年6か月間支給される制度で、会社の健康保険に加入をしていれば、パートの方でも利用できる制度です。

つわりで脱水症状になっていたり、食べられなくて栄養不足になっていたりする場合は、医師に頼んで診断書を書いてもらい、この制度を利用するのが一番いいと思います。

傷病手当については、全国健康保険協会「傷病手当金」のページに詳細が書いてあるので、利用を検討するときは目を通してくださいね。

仕事をまたやろうと思ったときに強みとなるスキルを持っているか

つわりが落ち着いて体調が安定してきたときや、出産後に少し時間ができて働きたいなと思ったときに、元の職場に戻れればいいですが、辞めてしまったらなかなか戻れないですよね…。

新しい仕事を探すにしても専門職のスキルがあればすぐに見つかりますが、全ての人がそうとは限りません。

つわりが落ち着いてくる妊娠中期以降に妊婦さんがやっておきたかったことをアンケートした結果が下の表になります。

先輩ママさんたちが妊娠中にやっておきたいことの1位が資格取得でした。

まとまった時間で増えることで…

「運転免許をとりたい！」
「得意分野をさらに深めて再就職を有利にしたい！」
「子どものために食の知識を深めたい！」

こういった学びに時間がとれるようになります。

人は何か一つでも向上する気持ちがないと、ココロがやられます。

美容も、知識も、モチベーションも全て同じで、現状維持は落ちるのを待つだけなんですね。

妊娠初期にパートを辞めたら、新しい学びを得る時間を確保する。

絶対にその方がいいです。

赤ちゃんを出産したら終わりではなくて、新たなスタートなのですから、燃え尽きないようにしてくださいね。

おうちにいながら資格取得やスキルを身につけられるおすすめ3選

食育栄養アドバイザーについて書いた記事があるので、よかったら参考にしてください。

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妊娠初期に仕事やパートを辞めるときは…

妊娠初期に仕事をやめるときは以上のことを参考にしてもらえたらいいですね。

その理由をこれから解説していきます。

嘘をつかない

「妊娠したと伝えづらい」・「妊娠を伝えたときの反応が怖い」などの理由で妊娠の事実を隠して辞めるという選択肢を選ぶ人もいます。

しかしそれはあまりよくなくて、絶対にどこかで必ずバレます。

バレて関係悪化するよりも最初から正直に伝える方がいいです。

有給休暇をとってから辞める

有給休暇がある場合は制度を活用して辞めてください。

有給休暇の取得は労働者としての正当な権利です。

もし有給休暇を使わせてもらえなさそうだったら、次に紹介するサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

すぐにでも辞めたいのなら退職代行という最終手段も

退職代行とは、あなたの代わりに代行業者が職場に電話をし、代わりに退職の伝達や交渉などを行ってくれる2019年ごろから登場しているサービスです。

「仕事を辞めることにお金を使うなんて有り得ない」「自分で言わないなんて卑怯」などと感じる方もいるでしょうが、なかなか退職を告げられずに、妊娠の事実を伝えられず、つわりのつらさに耐えながら働いている人はたくさんいます。

妊娠初期にカラダやココロにストレスを溜め込んだ状態が長く続けば、最悪な結果が訪れてしまうかもしれません。

せっかく授かった命ですから、周りのことや世間体なんか考えている場合ではありませんよね。

言い方は悪いですが、仕事なんて探せばいくらだってあります。

今は自分のカラダと赤ちゃんのことだけを気遣ってくださいね。

退職代行について、おすすめできる業者を紹介している記事があるので、もしよかったら参考にしてください。

妊娠初期に仕事やパートを辞めるときはこう考えた方が楽になれるのまとめ

妊娠は計画的に行っている方でも、いつ妊娠するかわかりませんよね。

つわりの重さもわからないし、実際につらさを感じてから辞める選択肢を考える方がほとんどです。

そのため、急に退職を伝えることになるので、関係性が悪化してしまうこともあります。

しかし、大事なのは赤ちゃんと自分自身のからだです。

それを忘れないようにしてくださいね。

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