結論:何もしたくないときはこうする
- つわり休暇(傷病休暇)を利用する
- スマホやPCをみない
- 好きなことをはじめる
- 何もしたくないを極める
妊娠後期の方は以下の記事をご覧ください。
「体調が安定しなくて何もしたくない…」
「私のからだ、どうなっちゃったんだろう…」
そんな妊娠初期の妊婦さんに読んでいただきたい記事です。
この記事は…
- 妊娠初期の妊婦さんが何もしたくないときに読んでください
- 決して、何もしたくない自分を責めないでくださいね
僕は男性なので、妊娠のつらさがわかりません。(スミマセン…)
記事の執筆者
キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師
神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。
「きっと僕が想像しているよりもつらいんだろうな…」
「男の僕でも役に立てることはないかな…」
と、妊婦さんのお客様を担当させていただく度に思うんですよね。
そういう経緯から少しでも妊婦さんのこころが楽になってほしいという想いでこの記事を書いています。
最初に結論を書きましたが、以下に書いてあることは結論に至るまでの理由や無気力になる原因をまとめたものです。
もしよかったら最後までお付き合いくださいね。
\こころがどうしてもつらいときは…/
妊娠初期はからだにどんな変化が?
妊娠がわかって嬉しいと感じたのも束の間、つわりが始まり、体調が安定しない状態に…。
そんなからだの状態のときは、何もしたくなくなるのは当然のことですよね。
妊娠するとからだに起こる変化
- ホルモンバランスの乱れ
- つわりが始まる
- からだの異変を感じる
これから以下に解説していきますね。
妊娠してからの変化①:ホルモンバランスの乱れ
妊娠してから16週くらいまではホルモンバランスが大きく乱れる時期といわれています。
乱れる理由は、赤ちゃんの成長に欠かせない「胎盤」を作っているからです。
胎盤とは…
- ママから赤ちゃんへ栄養などを送る
- 赤ちゃんからママへ老廃物などを送る
というママと赤ちゃんの中継地点の役割を果たしてくれるものです。
胎盤が完成するまでは、卵黄嚢(別名:エンジェルリング・ホワイトリング)とういうものから赤ちゃんに栄養を送っています。
胎盤を作ったり、卵黄嚢から栄養を送ったり…そのためにホルモンを使うので大きく乱れてしまうんですね。
妊娠してからの変化②:つわりが始まる
妊婦さんの約80%が経験するつわりですが、残念ながら原因はまだ解明されていません。
原因がわからないので対処する方法しか提案できないことが、妊婦さんを苦しめているのかなとも感じます。
つわりの症状は人それぞれですが、吐き気やだるさがとてもつらいと感じる妊婦さんも多いのではないでしょうか。
つらいつわりはしょうがが役立つ
しょうがはからだを温める効能があることは有名ですが、つわりの軽減が期待できる可能性がオーストラリアの研究でわかっています。
論文内容:A Randomized Controlled Trial of Ginger to Treat Nausea and Vomiting in Pregnancy
参考資料:農林水産省「しょうがは身体を温める効果があるそうですが、どのような成分が働いているのですか。」
しょうが成分配合の#ショウガヨウサンという葉酸サプリが販売されています。
妊娠してからの変化③:身体の異変を感じる
身体の異変とは…
「なんとなくお腹が張るなぁ…」
「重いズキズキとした痛みがあるなぁ…」
など、下腹部を中心とした痛みを感じる妊婦さんが多くいます。
安定期に入るまでは安心できず、ちょっとした痛みがあったときでも、
「赤ちゃんになにかあったのでは…?」
と感じて、精神的に安心できない日が多いのではないでしょうか。
妊娠初期はなぜ何もしたくなくなるの?
妊娠初期に「何もしたくなくなる」主な原因は…
なにもしたくない原因
- つわりがとにかくつらい
- 精神的なこと
以下に解説していきますね。
原因①:つわりがとにかくつらい
何もしたくなくなる原因の多くがつわりですよね…。
以下の項目に当てはまることはありませんか?
- 食べ物を受け付けない
- 食べても吐いちゃう
- 偏ったものしか食べることができない
- 身体が常に疲れた感じ
- 常に眠い
- 胃がムカムカしてばかり
- 常になにか食べていないとつらい
食べることをやめてしまうと、蓄えられたエネルギーから消費をしていき、徐々に活動する力が減ります。
反対に、常に食べていると消化のためにからだが頑張っているので、この場合も活動ができなくなるんです。
吐きつわりや食べつわりの妊婦さんは常にこのような状態が約4カ月続くわけですから、何もしたくなくなるのは当然のことだと思います。
原因②:不安などの精神的なこと
出かけた先で体調を崩したらどうしよう…
私は母親になっていいのか…
つわりや母親になる不安などを考えてしまう時期でもありますよね。
さらに、胎盤を作るためにホルモンバランスも大きく乱れるので、何もしたくなくなって当然です。
\こころがどうしてもつらいときは…/
妊娠初期に何もしたくない場合はこうしよう
妊娠して何もしたくないという気持ちになったときは無理に動く必要はありません。
何もしたくない
↓
赤ちゃんの成長に
力を注いでいる最中
という証拠なのですから、別に焦る必要はありませんよ。
何もしたくないときは…
- つわり休暇(傷病休暇)を利用する
- スマホやPCを見ない
- 好きなことをはじめてみる
- 何もしたくないを極める
以上のようなことを試してみてはいかがでしょうか?
提案①:つわり休暇(傷病休暇)を利用する
会社勤めの方は会社の健康保険に加入しているので、傷病休暇をとることができます。
傷病休暇を利用する手順
連続して休んだ4日目から最長1年6カ月間で、月収の3分の2が取得できる
つわりの場合は約4カ月程度なので、その期間の収入が不安な場合は積極的に利用をしたほうがいい制度のひとつですね。
詳しく知りたい方は全国健康保険協会HPから確認すると詳細を知ることができます。
提案②:スマホやPCを見ない
スマホやPCは何もしたくないときは見てはいけません。(これを見ている時点ですでにダメですけど…)
自分の精神状態がマイナスになっているときは検索画面に
つわり␣つらい
妊婦␣やめたい
などのネガティブワードをを入れて検索をしてしまう傾向があります。
多くの方は、
「悩みを解消するにはどうしたらいいか」
という意図で検索をしていると思いますが、検索結果の内容が必ずしもマッチしているわけではありませんよね。
また、気になることがあった場合、さらに深掘りをして自分と照らし合わせてしまい…
「もっと何もしたくなくなる…」
といった負のループに陥る可能性大です。
提案③:好きなことをはじめてみる
好きなことをやっているときって、自然とからだが動きませんか?
僕は筋トレが好きでやっています。
元々からだの線が細くそれが嫌で始めたのですが、いつの間にか好きになり、今でもゆるーく続けられています。
これを見てくれている方にも何かしら好きなことがあると思うので、からだがつらくて何もしたくない時期だからこそ始めてみるのはどうでしょうか。
好きなことを習ってみる・趣味を仕事にしてみるなど、なにか新しいことを始めると気分が変わるかもしれません。
例えば…
- 絵を書くのが好きなら…クリエイターズアカデミー
- 食に興味があるなら…#食育栄養アドバイザー講座
- ブログやネットが好きなら…#Fammママwebデザイナースクール
もしよかったら参考にしてください。
食育栄養アドバイザー講座についての記事がありますので、よかったら見てください。
提案④:何もしないを極める
くまのプーさんの名言である
何もしないをする
これって案外効果的です。
あえて何もしないことで、
- 自分を見つめ直す時間をつくれる
- 流れに身を任せて気持ちが楽になる
こんな結果が得られます。
何もしていないはずなのに、妊娠初期を乗り越える最高の行動かもしれません。
妊娠初期は何もしたくなくても食べ物は食べて
何もしたくなくても「食べ物」だけは食べるようにしてくださいね。
つわりがつらくて、1種類しか食べられるものがなかったら、それだけでもいいので食べ物だけは食べてください。
そうしないとおなかの赤ちゃんがすくすく育ってくれないので、その点だけは注意してくださいね。
もし、食べ物も全く食べられなくなってしまったら、すぐに産婦人科に行って相談をしてくださいね。
\こころがどうしてもつらいときは…/
こころがつらいときは専門家に気軽に相談してくださいね。
妊娠初期のブログをまとめた記事があるので、参考にしてください。