葉酸サプリの添加物について知りたい方が読むページ

葉酸サプリ添加物

「少しでも安全性の高い葉酸サプリを選ぶ基準は?」
「添加物ってからだに悪いの?」

葉酸サプリの添加物について不安や疑問を感じている方が読むと参考になる内容です。

記事の内容

  • 食品添加物の種類を知ることができます
  • 葉酸サプリに含まれている添加物について解説しています
  • 添加物についての誤解や安全性について解説しています

妊活や妊娠をきっかけに葉酸サプリを使い始める方は多いですが、

「この葉酸サプリは○○が入っているけど大丈夫なのかな…?」

と思ったことはありませんか?

記事の執筆者

キジマトモヒト

キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師

神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。

妊娠初期は赤ちゃんの成長のために葉酸がたくさん必要です。

葉酸が不足すると赤ちゃんの健康状態にリスクが出るので、厚生労働省からも付加分400㎍をモノグルタミン酸型葉酸サプリから摂取することを推奨しています。
参考記事:厚生労働省「葉酸とサプリメント」

厚生労働省が推奨していることもあり、数多くの葉酸サプリが市場に出回っていて、その結果、何を選んでいいのかわからなくなっている方が多いのも事実です。

この記事は、葉酸サプリに含まれる添加物について書いた内容なので、安全性を重視して選ぼうと考えている方にとって役立つ情報だと思います。

葉酸サプリ選びのひとつの参考としてお役立てください。

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目次

食品添加物の基礎知識

日々生活しているなかで食事は欠かせませんね。

葉酸サプリ以外にも加工食品には様々な食品添加物が使用されています。

食品添加物の基礎知識

  • 食品添加物ってなに?
  • 食品添加物の安全性について
  • 食品添加物の表示について

日々の食生活に関わってくることなので、妊活中・妊娠中に必ず知っておきたい知識です。

以下に詳しく解説していきますね。

食品添加物ってなに?

食品添加物とは食品の保存性を高めたり、栄養価をアップしたり、サプリの場合は錠剤を固めるために使ったりするものです。

添加物の種類も下記の表にあるように、様々な種類があることがわかりますね。

食品添加物の種類
甘味料
着色料
香料
増粘剤
発色剤
漂白剤
苦味料
乳化剤
光沢剤
保存料
酸化防止剤
栄養強化剤
安定剤
ゲル化剤
防カビ剤
酸味料
膨張剤
製造用剤
など
食品添加物を入れる目的
食べ物を長持ちさせる
形をよくする
栄養を強化する
色や香りをつける
味や舌触りをよくする
など

食品添加物は食品安全委員会が安全性について調べ、健康に大きなリスクがないと判断されたら、成分の基準を定めて使用を許可しています。

食品添加物の例

指定添加物β-カロテン、キシリトール、クエン酸、ビオチン、葉酸など
既存添加物カテキン、カフェイン、焼成カルシウム、タンニン、鉄など
天然香料カカオ、グレープフルーツ、シャクヤク、トリュフ、麦芽など
一般飲食添加物イカスミ色素、カゼイン、ゼラチン、ヨモギ抽出物、マンナンなど

既存添加物は天然添加物のくくりですが、定期的に安全性に関する試験などを行っていて、安全性に問題(発がん性など)があったものは使用可能な添加物から除外されています。

食品添加物の安全性について

食品添加物の安全性は、食品安全委員会がADIという数値を出して、使用できる量を設定しています。

ADIってなに?

一日摂取許容量のことで、人間がある物質を毎日一生涯にわたって摂取しても健康に悪影響がないと判断される量。

厚生労働省の調査で、実際の食生活から口にしている量はADIの概ね1%未満で、通常の食生活をしている限り健康に悪影響が出ることは考えられません。
参考資料:食品安全委員会「お母さんになるあなたと周りの人たちへ」

通常の食生活をしていれば、添加物によるからだの影響を気にしなくてもいいということですね。

しかし妊娠初期の場合はつわりがで、食事に偏りが出る方(例・コンビニおにぎりしか食べられない)が多くいらっしゃいます。

ですから、葉酸サプリを利用するときはなるべく添加物が少ないサプリをい選んだ方が安心ですね。

もし、どうしても気になる方は…

厚生労働省にマーケットバスケット方式による年齢層別食品添加物の一日摂取量の調査というページに具体的なADI数値が書いてあります。

食品添加物の表示について

食品添加物は改行やスラッシュで添加物とわかるようにし、量が多い順に記載するという決まりがあります。

原則として食品に使用した添加物はすべて表示する義務があり、表示基準を満たさないものの販売は禁止されています。

表示が免除されるケースの例

  • 加工助剤の例

食品添加物として使用するものが完成時に残っていない場合
(例:次亜塩素酸水を使って消毒した後に水で全て洗い流す)

  • キャリーオーバーの例

非常に少量で本来の効果がない場合
(例:保存料の調味料で非常に少ない隠し味をつけたが少なすぎて保存料の効果を発揮しない)

  • 栄養強化目的で使用される食品添加物

食品の製造工程中に減少してしまう栄養素をを添加する場合

この項目でわかったこと

  • 添加物を全く摂らない生活は限りなく難しい
  • 普段の食事になにかしらの食品添加物が含まれているくらい身近にある
  • 普段通りの生活をしていれば、心配する必要はない
  • サプリメントなどで栄養を補う場合は添加物が少ないものを選んだ方が安心できる

葉酸サプリの添加物について

葉酸サプリは医薬品ではなく食品に分類されるので、食品添加物の表示についてで解説したように、葉酸サプリのパッケージの裏には使用している添加物の一覧が記載されています。

葉酸サプリを利用するときに知っておくといいこと

  • 葉酸サプリに使われる添加物を知る
  • 無添加の言葉に惑わされないようにする

以下に解説していきますね。

葉酸サプリに使われる添加物

葉酸サプリに使われる添加物
よく使われている添加物注意する添加物
セルロース(HPC)
⇒増粘剤

セラック(シェラック)
⇒光沢剤

微粒二酸化ケイ素
⇒団結防止剤

プルラン
⇒造錠・コーティング

ショ糖脂肪酸エステル
⇒乳化剤

など
二酸化チタン(酸化チタン)
⇒着色料

加工油脂
カルミン酸
⇒着色料

アスパルテーム
⇒甘味料

など

葉酸サプリに使われている添加物は、上記に書いてあるものが使われていることが多いです。

基本的には安全性が高い添加物が使われていますが、気を付けなければいけない添加物も存在します。

例:二酸化チタンの場合…

欧州食品安全機関は2021年に二酸化チタンがDNAを損傷する可能性を示唆する研究があるとして、2022年に食品への使用を禁止しました。

その後日本でも改めて検証されたが、文献調査・諸外国の調査状況などを総合的に踏まえ、DNAの損傷を決定づける証拠がないと結論付けられ、見送られています。
参考文献:厚生労働省「食品添加物 二酸化チタンの対応について」

個人的な意見をいわせてもらうと、おなかに赤ちゃんがいなかったらあまり気にしないと思うんですよね。

赤ちゃんの成長のために葉酸サプリは飲むので、みんながOKを出している成分で作られているサプリを利用した方が、

「赤ちゃんのためにも・自分の精神衛生のためにも安心できる」

と僕がプレママだったら思います。

無添加の言葉に惑わされない

葉酸サプリの販売ページをみてみると、無添加の文字がやたらと大きく目立っていて、葉酸サプリそのものが無添加のイメージになりますよね。

「無添加=安全」のような感覚になりますが、何が無添加なのかで変わってくることを頭に入れておいてください。

サプリを作るために最低限必要な添加物

  • 粉の流動性を上げるもの…錠剤の製造に必要
  • 粉を固めるもの…錠剤の製造に必要

例:ゼラチン・グリセリン・セルロースなど

それ以外の添加物(甘味・苦味・酸味料、増量剤、保存料、香料、着色料など)は無くても作ることができるんです。

食品添加物ってなに?の項目で食品添加物の種類を書きましたが、種類はたくさんあります。

そのたくさんある添加物のなかから、使ってない添加物を書けば書くほど無添加アピールになり、安全なイメージになりますよね…。

ですから、商品の安全性は商品ページの無添加アピールよりも、成分表示を見てどのくらい添加物が入っているのかを確認した方が確実です。

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葉酸サプリの添加物チェック以外に大切なこと

葉酸サプリの添加物チェック以外にも大切なことがあります。

  • どれだけ情報開示しているか?
  • 使う人のことをどれだけ考えているか?

添加物同様に大切なことなので、以下に解説をしていきますね。

どれだけ情報を開示しているか?

HPで開示してたら嬉しいこと

  • 原材料の原産国・加工国・どこで最終加工をしているか
  • 作られている工場はGMP認定工場か
  • 成分の栄養の量が数値で表されているか

例えばニンジンが原材料に使われていたとして…

国産or外国産?
採れたてor採れて10日後?

これだけでも製品の品質は変わりますよね。

そういう細かいことが商品のホームページやパッケージにどのくらい書いてあるかで、製品の信頼度は変わってくると思いませんか?

そして、美容成分〇〇配合ってホームページに書いてあるけれど、具体的にどのくらい入っているか明記されていない場合もあります。

製品の安全性を追求している会社なら、細かいところまできちんと明記してくれているはずですよね。

使う人のことをどれだけ考えているか?

ユーザーとして思うこと

  • 定期契約でも解約がしやすい
  • 変な縛りがない
  • 何かあったときのサポート体制がしっかりしている
  • 定期的に商品を見直しているか

葉酸サプリは妊活期~妊娠初期の間に利用する人が多いです。

つまり、いつかは使っている葉酸サプリを解約するときがやってきます。

  • 解約方法が面倒
  • 縛りがあって、違約金みたいのが発生した

ネット中心に販売をしている葉酸サプリは、このような傾向の所が多い印象ですね…。

ネットで展開している葉酸サプリのいいところ

  • 栄養成分の配合バランスがとてもいい
  • 製品の安全性を追求している会社が多い
  • 定期的に送ってくれるので買い忘れがない
  • サポートがしっかりしている所が多い
  • 購入の仕方次第では市販品とそこまで変わらない

色々な葉酸サプリを調べていますが、やはりネットで販売している葉酸サプリの質は高品質の印象です。

せっかくいい商品を扱っているのに、解約方法や縛りがあるってなんか残念ですね。

ユーザーファーストで考えている商品は、解約が楽だったり、定期縛りがなかったりする傾向があるので、そういった所で購入したいと僕なら思います。

【まとめ】葉酸サプリの添加物について

葉酸サプリの添加物についてのまとめ

  • 添加物を全く摂らない生活は限りなく難しい
  • 普段の食事になにかしらの食品添加物が含まれているくらい身近にある
  • 普段通りの生活をしていれば、心配する必要はない
  • サプリメントなどで栄養を補う場合は添加物が少ないものを選んだ方が安心できる
  • 葉酸サプリ選びは商品ページだけでなく食品表示を必ず確認する
  • 無添加強調していても添加物がなければサプリは作れない
  • 成分以外にも様々な情報開示をしている所を見つける

食品添加物について今回は記事にしていきましたが、葉酸サプリだけではなく、日頃の食生活にも活かせる知識なので、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。

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葉酸サプリのデータベースをつくりました。葉酸サプリ選びの参考にしてください。

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