つわりがひどくてもじゃがりこは食べやすいって聞いたことあるけれど本当なのかな…
この記事は
- つわりでもじゃがりこが食べやすい理由を解説しています
- じゃがりこを食べるときの注意点を解説しています
つわりが始まると食べられるもの・食べられないものがハッキリと出てきますよね。
なかでも「じゃがりこ」はなぜか気持ち悪くならずに食べられるという妊婦さんの話をよく聞きます。
なぜ「じゃがりこ」は大丈夫なのか、今回はその謎にせまっていきます。
食べる際の注意点もあわせて紹介しますね。
また、妊娠をきっかけに食について色々と興味を持つようになったと思いますが、記事の後半に食に関する知識を高められる資格などの紹介をしているので、興味があったらあわせてご覧ください。
記事の執筆者
キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師
神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。
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つわりにじゃがりこが食べやすい3つの理由
57gあたり | じゃがりこサラダ味 |
---|---|
kcal | 285kcal |
タンパク質 | 4.2g |
脂質 | 13.7g |
炭水化物 | 36.1g |
食塩相当量 | 0.7g |
カリウム | 678mg |
カルビーHP参照
つわりのときにじゃがりこが食べやすい3つの理由は
- アンモニア量が少なく、気持ち悪くなりにくい
- カリウムが多く、つわりの悪化を抑えてくれる
- 適度な塩分がつわりをラクにしてくれる
です。
3つの理由を以下に詳しく解説してきますね。
理由①:アンモニア量が少なく、気持ち悪くなりにくい
ご飯を炊いたときの「うっ…」とくるニオイがアンモニアです。
食べ物にはアンモニアが含まれていて、量が多いほどつわりが悪化しやすいと近年の研究でわかっています。
じゃがいものアンモニア量は99なので、食パンや白米に比べて少ないことがわかりますね。
理由②:カリウムが多く、つわりの悪化を抑えてくれる
じゃがりこは57gあたり約678mgのカリウムが含まれています。(バナナは57gあたり約210mg)
カリウムは
- 余分な塩分を外に出す
- むくみの解消
- つわりの悪化を防ぐ
といった役割があります。
理由③:適度な塩分がつわりをラクにしてくれる
味噌汁1杯の塩分量が約1.2gと比べるとじゃがりこは0.7gです。
スナック菓子って塩分が多そうなイメージがありますが、思っていたよりも少なくてビックリしませんか?
塩分は悪者のような扱いを受けてしまいがちですが、適度な塩分補給はとても大切です。
適度な塩分補給はつわりの悪化を防いでくれます。
【3つの注意点】つわりでじゃがりこを食べるときは
つわりのときにじゃがりこを食べるときの注意点は以下の3つです。
じゃがりこを食べるときの注意点
- 摂取カロリーに気を付ける
- 水分を一緒に摂る
- 栄養計算をする習慣を身に着ける
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
注意点①:摂取カロリーに気を付ける
じゃがりこはおいしいし食べやすいので、ついつい食べ過ぎてしまう傾向がありますよね…。
太り過ぎになってしまう原因にもなるので、摂取カロリーを超えないように食べるコツを2つ紹介します。
コツ①:小分けにして食べる
1度に食べるのではなくて、小分けにして食べるようにしましょう。
貧乏くさい食べ方になってしまいますが、最初に本数を数えて2~3で割ると食べ過ぎを防いでくれます。
コツ②:よく噛んで食べる
- 食べ過ぎを防いでくれる
- 消化をしやすくしてくれる
- 注意力・集中力・バランス力が鍛えられる
という効果があります。
小分けにして食べることと併用すると1本1本を大切にするので、自然とよく噛んで食べられるようになりますよ。
よく噛んで食べることはじゃがりこに限らず、全ての食べ物を食べるときに習慣づけたいですね。
注意点②:水分を一緒に摂る
- カリウム…水分と一緒に摂ることで、余分な塩分を外に出してくれる
- 塩分…水分補給を効率よくできる
といった大切な役割があります。
つわりのときは脱水状態になりやすいので、効率よく水分補給をするためにも塩分は必要不可欠です。
しかし、塩分の摂りすぎは高血圧などの症状が起きやすくなるため、余分な塩分はカリウムの力を借りて外に出すことが必要です。
じゃがりこを食べるときに意識して水分を一緒に摂ることで2つの効果を最大限に発揮することができます。
注意点③:栄養計算をする習慣を身に着ける
栄養計算をしていないと
- カロリーを摂りすぎているor足りていない
- 塩分を摂りすぎている
- 葉酸が足りない
ということが起こってしまいます。
食事管理のアプリなどを活用して、ざっくりでもいいので日頃から計算をする習慣をつけましょう。
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妊娠やつわりの始まりをきっかけに色々と学んでみよう
妊娠が発覚したり、つわりが始まったりすると多くの人が「食生活」を見直さなきゃな……と思うはずです。
しかし、どこから見直せばいいのかわかりませんよね。
そんなときは妊婦さんを対象にした商品からヒントを得るのが一番効率がいいです。
例をあげて解説をしていくので、もしよかったら参考にしてくださいね。
つわノンゼリーを参考に学んでみる
つわノンは妊娠初期のムカムカする時期に活用すると、ムカムカが楽になる葉酸入りゼリーです。
つわノンから読み取れること(考察)
- 名前から考えてみると、つわりをなくすためのもの……?
- それならば、どんな成分が有効と考えられている?
つわノンの成分を調べると、ビタミンB6・しょうが・クエン酸がつわりに有効なのではないかと推測できます。
ビタミンB6・しょうが(ショウガオール・ジンゲロール)
⇒つわりの緩和に効果がありという論文がある。
クエン酸
⇒アンモニアを中和する効果があり、食べやすくしてくれる。
それならば、しょうがやビタミンB6が多い食品(バナナ・アボカドなど)を意識して食べるようにすれば、つわりが楽になるかもしれませんね。
つわノンの商品の口コミ・評判をまとめた記事を作成しているので、気になった方は見てみてください。
葉酸サプリを参考に学んでみる
葉酸サプリから読み取れること(考察)
- そんなに葉酸を摂らなければいけない理由はなに?
- 葉酸サプリの成分を調べると他の栄養も盛りだくさんなんだけど……
葉酸サプリのパッケージに書いてある栄養成分表示を見ると、葉酸以外にも様々な栄養素が配合されているのが確認できます。
なぜなんでしょう?そして、なにを基準に配合されているのでしょう?
調べてみると、厚生労働省が5年おきに公表している「日本人の食事摂取基準」を基準に、栄養を配合して葉酸サプリを作っているメーカーが多いようです。
どのくらいの割合入れているのかを見ると、100%近くだったり、それ以上入っているものも多いですね。
理由は、妊娠初期は赤ちゃんの重要な臓器を作るために細胞分裂が最も盛んな時期で、多くの葉酸や栄養を必要とするからです。
栄養が足りないと、赤ちゃんの成長が遅れたり、健康状態にリスクが出る可能性があるので、しっかりと栄養を摂らなければいけません。
しかし、その時期はつわりもあり、満足に栄養を摂ることが難しいです。
ですから、葉酸サプリの多くはマルチビタミンのような作りにして販売されているということですね。
販売されている人気葉酸サプリの比較記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
妊娠初期にどのくらい栄養が必要なのか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
食育栄養アドバイザー講座から学んでみる
#食育栄養アドバイザー講座とは、毎日食べる「食」を通して
- 食育について
- 栄養学について
- 生活習慣病の予防について
- ダイエットや美容について
など
をオンラインで学ぶ講座です。
食育栄養アドバイザー講座から読み取れること(考察)
- こんな資格がある理由は、栄養が偏っている人が多いから?
- 食べることに対して関心が少ないから?
妊娠が発覚するまで、栄養成分表示や原材料なんて気にも留めなかった方は多いですよね。
新しい家族を迎え入れるために、食の知識を深めておく……とても重要です。
30年前と比べて、同じ野菜でも栄養価が下がっているという話を聞いたことありませんか?
そのためには、食材の栄養を逃がさないための調理方法を学んだり、家族の健康のために免疫力を上げる食事方法を学んだりすることはとても大切です。
一度学んだ知識は一生モノですから、人生が大きく変化する今の時期に学んでおいても遅くはありません。
詳しくは以下の記事に書いてありますので、興味がありましたら併せて読んでくださいね。
【まとめ】つわりにじゃがりこが食べやすい理由
つわりでじゃがりこが食べやすい理由は…
- アンモニア量が少なく、気持ち悪くなりにくい
- カリウムが多く、つわりの悪化を抑えてくれる
- 適度な塩分がつわりをラクにしてくれる
じゃがりこを食べるときの注意点は…
- 摂取カロリーに気を付ける
- 水分を一緒に摂る
- 栄養計算をする習慣を身に着ける
スナック菓子×妊婦さんはダメ
と聞いたことはあると思います。
ダメと言われる理由は
- トランス脂肪酸
- 塩分
- 脂質
このあたりですね。
近年は企業努力で限りなく少なくなっている物が多くなっているので、食べ方を気をつけていれば大丈夫です。
つわりがつらくて大変な時期ですが、1日も早く解放されるように願っています。
\注目記事/
つわりで食べられるものがわからないときのヒントになるリンク集もあります。