この記事の要約
- ラムネは朝起きてすぐ・フラッとしたとき…食べづわりのときに食べると効果的
- 成分はぶどう糖が主成分でクエン酸が含まれているものも多い
- 水分を一緒に摂ると効率がいい
- なにかあったときのために常に持っておくといい
以下に理由などを書いているので、興味があったら読み進めてくださいね。
「朝起きてすぐはなんだかつわりが酷い日が多い…」
「食べづわりにいいお菓子はないかな…」
そんな悩みがある妊婦さんに参考になる内容です。
記事の内容
- 状況別にラムネを活用するといいときをご紹介します
- ラムネの成分と効能をご紹介します
- 妊娠中にラムネと上手に付き合う方法をご紹介します
子どもの頃にラムネをよく食べていた妊婦さんもいると思いますが、近年、受験生の間でラムネが人気なのを知っていますか？
「ラムネを食べると集中力がアップする！」
そのような理由で受験シーズンに品薄になることもあるラムネが、実は妊婦さんにも大活躍するお菓子なんです。
記事の執筆者
キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師
神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。
この記事ではつわり時期にラムネと上手に付き合う方法をご紹介しています。
妊娠をきっかけに食について色々と興味を持つようになったと思いますが、記事の後半に食に関する知識を高められる資格の紹介などもしているので、興味があったらあわせてご覧ください。
ラムネって知れば知るほどすごいお菓子なんだなとこの記事を最後まで読んでもらうと思うはず。
有効に活用すれば妊娠期間に大活躍するお菓子なので、ぜひ参考にしてくださいね。
＼注目記事／
つわり中にラムネが必要になるとき～ぶどう糖が必要になるとき～
つわり時期は主に低血糖になっているときにラムネを活用します。
妊娠をすると血糖値が高い傾向で血糖値も上がりやすく、日頃からラムネを食べることは妊娠糖尿病などのリスクがあるので、おすすめしません。
ラムネが必要なシチュエーション
- 朝おきてすぐ
- 食べづわりのとき
- からだの様子がおかしいとき
なぜ以上のシチュエーションでラムネが必要かをこれから解説していきますね。
妊娠するとなぜ血糖値が高くなるの？
妊娠すると、胎盤からでるホルモンの働きでインスリンの働きが抑えられ、また胎盤でインスリンを壊す働きの酵素ができるため、妊娠していないときと比べてインスリンが効きにくい状態になり、血糖が上がりやすくなります。
引用：国立成育医療研究センター
ラムネが必要になるとき①：朝起きてすぐ
朝起きてすぐの状態は空腹になっていることが多いので、血糖値が低い傾向があります。
その状態で起き上がろうとすると、立ちくらみや気分が悪くなるので、朝起きたらすぐにラムネを一粒食べてから起き上がるようにしましょう。
雑学：つわりを英語でmorning sicknessというのはなぜ？
つわりは朝にひどい傾向のある妊婦さんが多いことから呼ばれるようになったといわれています。※諸説あり
ラムネが必要になるとき②：食べづわりのとき
食べづわりは空腹の時間が長く続いたり、口に何かを含んだりしていないと気持ちが悪くなるタイプのつわりです。
食べづわりは血糖値が下がると気持ちが悪くなる傾向があるので、血糖値のコントロールをするためにラムネをちょこちょこ食べると気持ちが悪くなりにくいですよ。
外出している最中にポケットなどに忍ばせて、すぐに食べられるようにしておくといいですね。
ラムネが必要になるとき③：からだの様子がおかしいとき
| 異常な空腹感 からだがだるい 冷や汗 悪心 | 動悸 ふるえ 熱っぽい 不安感 |
上記のような状態が突然訪れた場合は低血糖の場合があるので、すぐにラムネ(主成分がぶどう糖のもの)を食べましょう。
妊娠中に低血糖になる主な原因
- 食事を満足に摂れない日が続くとき
- 妊娠糖尿病でインスリン注射をしている
＜低血糖の対処法＞
すぐにぶどう糖(10g)、ぶどう糖を含む清涼飲料水(150〜200mL)、砂糖(20g)などのいずれかをとり、安静にしてください。
例：森永のボトルに入っているラムネの場合
全体量が29gなので、約半分を少しずつ食べる。
15分以上経っても治まらない場合は、同じ量を食べて様子をみてください。
つわり中に知りたいラムネの成分と効能
ラムネはつわり時期の妊婦さんに人気のお菓子です。
成分と効能を調べてみると人気の理由がなんだか納得できますね。
それでは以下に成分と効能を解説していきますね。
ラムネの成分
ラムネは主にぶどう糖・でんぷん・酸味料(クエン酸)からできています。
妊娠をすると、すっぱいものやしょっぱいものを好むようになりませんか？
妊娠するとホルモンバランスの変化で味覚に変化があらわれる妊婦さんが92.8％いると、妊娠による味覚機能の変化に関する検討という論文に発表されているんです。
ラムネにはクエン酸が含まれており、適度なすっぱさがあるので、妊婦さんに人気なのもうなずけます。
また、主成分のぶどう糖は脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質で、からだにとって重要な栄養素なんですよ。
ラムネの効能
ラムネを食べると以下のような効能が期待できます。
- 低血糖を素早く解消できる
- 理解力の向上
- 集中力の向上
- 眠気を覚ます
受験生の間でラムネを食べると勉強の効率が上がるとネットやテレビで話題になり、一時期は品薄にまで発展したことがあります。
そのくらい効果があるということなのでしょうね。
2022年には森永製菓が～ラムネ菓子についての研究～の論文を発表していて、集中力維持に有用という研究の結果も出ています。
子どもの頃に何気なく食べていたお菓子が、大人になった今でも様々な人に効果があるってなんだか不思議な気持ちになりますね。
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つわり中にラムネと上手に付き合っている妊婦さんの特徴
つわり時期にラムネと上手に付き合っている妊婦さんはどのような人なのかを調べてみると、
- 水分を一緒に摂っている
- 危ないと思った瞬間に食べられるように常にからだにつけている
このような傾向がありました。
特徴①：水分を一緒に摂っている
ラムネを食べるときに水分を一緒に摂ることは、水分補給が効率よく行える方法なんです。
水分＋糖分＋塩分＝効率の良い水分補給
糖分は水分補給の吸収を助けてくれて、塩分は糖分の働きをサポートしてくれる役割です。
つまり、ラムネを食べながら水分補給をすると通常よりも吸収率が良くなり、効率の良い水分補給ができます。
つわり時期はからだが脱水状態になっていることが多く、素早い水分補給が求められているので、とてもうれしいことですね。
特徴②：危ないと感じたときに食べている
ラムネをうまく活用している妊婦さんのなかで、カバンに入れるときもすぐに取り出せる位置に入れていたり、ポケットに入れて肌身離さず持っていたりしている妊婦さんが多くいました。
その理由は「危ないと感じたらすぐに食べられる位置に入れている」からです。
妊娠中はいつ低血糖の症状が出てくるかわかりません。
少しでも異変を感じたときにすぐに対処できる位置にしておくことでお守りのような安心感もあるのでしょうね。
妊娠やつわりの始まりをきっかけに色々と学んでみよう
妊娠が発覚したり、つわりが始まったりすると多くの人が「食生活」を見直さなきゃな……と思うはずです。
しかし、どこから見直せばいいのかわかりませんよね。
そんなときは妊婦さんを対象にした商品からヒントを得るのが一番効率がいいです。
例をあげて解説をしていくので、もしよかったら参考にしてくださいね。
つわノンゼリーを参考に学んでみる
つわノンは妊娠初期のムカムカする時期に活用すると、ムカムカが楽になる葉酸入りゼリーです。
つわノンから読み取れること（考察）
- 名前から考えてみると、つわりをなくすためのもの……？
- それならば、どんな成分が有効と考えられている？
つわノンの成分を調べると、ビタミンB6・しょうが・クエン酸がつわりに有効なのではないかと推測できます。
ビタミンB6・しょうが（ショウガオール・ジンゲロール）
⇒つわりの緩和に効果がありという論文がある。
クエン酸
⇒アンモニアを中和する効果があり、食べやすくしてくれる。
それならば、しょうがやビタミンB6が多い食品（バナナ・アボカドなど）を意識して食べるようにすれば、つわりが楽になるかもしれませんね。
つわノンの商品の口コミ・評判をまとめた記事を作成しているので、気になった方は見てみてください。
葉酸サプリを参考に学んでみる
葉酸サプリから読み取れること（考察）
- そんなに葉酸を摂らなければいけない理由はなに？
- 葉酸サプリの成分を調べると他の栄養も盛りだくさんなんだけど……
葉酸サプリのパッケージに書いてある栄養成分表示を見ると、葉酸以外にも様々な栄養素が配合されているのが確認できます。
なぜなんでしょう？そして、なにを基準に配合されているのでしょう？
調べてみると、厚生労働省が5年おきに公表している「日本人の食事摂取基準」を基準に、栄養を配合して葉酸サプリを作っているメーカーが多いようです。
どのくらいの割合入れているのかを見ると、100％近くだったり、それ以上入っているものも多いですね。
理由は、妊娠初期は赤ちゃんの重要な臓器を作るために細胞分裂が最も盛んな時期で、多くの葉酸や栄養を必要とするからです。
栄養が足りないと、赤ちゃんの成長が遅れたり、健康状態にリスクが出る可能性があるので、しっかりと栄養を摂らなければいけません。
しかし、その時期はつわりもあり、満足に栄養を摂ることが難しいです。
ですから、葉酸サプリの多くはマルチビタミンのような作りにして販売されているということですね。
販売されている人気葉酸サプリの比較記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
妊娠初期にどのくらい栄養が必要なのか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
食育栄養アドバイザー講座から学んでみる
#食育栄養アドバイザー講座とは、毎日食べる「食」を通して
- 食育について
- 栄養学について
- 生活習慣病の予防について
- ダイエットや美容について
など
をオンラインで学ぶ講座です。
食育栄養アドバイザー講座から読み取れること（考察）
- こんな資格がある理由は、栄養が偏っている人が多いから？
- 食べることに対して関心が少ないから？
妊娠が発覚するまで、栄養成分表示や原材料なんて気にも留めなかった方は多いですよね。
新しい家族を迎え入れるために、食の知識を深めておく……とても重要です。
30年前と比べて、同じ野菜でも栄養価が下がっているという話を聞いたことありませんか？
そのためには、食材の栄養を逃がさないための調理方法を学んだり、家族の健康のために免疫力を上げる食事方法を学んだりすることはとても大切です。
一度学んだ知識は一生モノですから、人生が大きく変化する今の時期に学んでおいても遅くはありません。
詳しくは以下の記事に書いてありますので、興味がありましたら併せて読んでくださいね。
つわり中にラムネが必要になるとき～ぶどう糖って大事～のまとめ
ラムネはぶどう糖が主な成分のお菓子なので、注意をしなければいけないこともあります。
- 一度にたくさん食べると血糖値が急上昇する
- 妊娠糖尿病のリスクがある
- 糖分が主体なので太る
このようなリスクもあるので、食べ過ぎには気を付けてください。
- ラムネは朝起きてすぐ・フラッとしたとき…食べづわりのときに食べると効果的
- 成分はぶどう糖が主成分でクエン酸が含まれているものも多い
- 水分を一緒に摂ると効率がいい
- なにかあったときのために常に持っておくといい
この記事でご紹介した内容を理解してラムネと付き合えば、妊娠生活にとても役立つお菓子なので、上手に活用してくださいね。
＼注目記事／
つわりで食べられるものがわからないときのヒントになるリンク集もあります。
