「こってりしたものを食べたい……」
「グラタンはチーズが入っているから食べても平気なのかな……」
こってりしたものでイメージしたらグラタンが出てきたけど食べても大丈夫かなと思いますよね？
妊娠中は赤ちゃんのことを考えてしまって、色々と調べてしまいますよね。
チーズはリステリア菌に感染する可能性があるからダメ！と書かれているものがあったりして、いったい何を食べていいのかわからなくなっている方も多いのではないでしょうか。
結論から先に言うと妊娠中にグラタンを食べても大丈夫です。
グラタンは具材次第で様々な栄養を摂れるので、妊婦さんにとっておすすめできる食べもののひとつですよ。
しかし、正しい食べ方の知識を持っていないと、リステリアなどの感染症にかかってしまう可能性もあるので注意してくださいね。
この記事で知れること
- 妊娠中やつわりのときにグラタンをおいしく食べる工夫を知ることができる
- 妊娠中にグラタンを食べるときの知識を身に着けることができる
つわりがひどくてもなぜかグラタンだけは食べられるという妊婦さんに読んでいただくと役に立つ内容をご用意しました。
また、「つわり」を通して食に関して色々と気づけた方もいると思います。
そんな方に向けて、記事の終盤には妊娠中でもとれる、食に関するおすすめの資格なども紹介しているので、もしよかったら参考にしてくださいね。
記事の執筆者
キジマトモヒト
訪問美容かみのけ・代表 訪問美容師
神奈川県の大手サロンで約20年間務めた後に独立。妊婦さん・子育てママの顧客が多い訪問美容師。信頼できる文献・論文等を参考に、正確性を重視したお役立ち情報をブログで発信中。
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妊娠中やつわりのときにグラタンを食べていい理由
妊娠中やつわりのときにグラタンを食べてもいい理由
- 加熱されているから
- 栄養がとれるから
妊娠中やつわりのときにグラタンを食べていい理由はこのふたつです。
特につわりの時期は食べられる物が偏ったり、量をたくさん食べられなかったりするので、グラタンのような工夫次第で栄養価を高められる食べ物は特におすすめですよ。
以下に理由を詳しく解説していくので、参考にしてください。
妊娠中やつわりのときにグラタンを食べてもいい理由 ①：加熱されているから
グラタンをオーブンで作るとき、温度は200～250℃で、約10～12分焼きます。
妊婦さんが心配しているのはチーズやホワイトソースに含まれるリステリア菌や肉や野菜に含まれるトキソプラズマ菌による感染症ですよね。
リステリア菌やトキソプラズマ菌は75℃で1分以上加熱をすれば死滅します。
ほぼ全ての菌が調理の工程で死滅するので、むしろ生野菜サラダを食べるよりも安心・安全です。
妊娠中やつわりのときにグラタンを食べてもいい理由 ②：栄養が摂れるから
グラタンはひとつのお皿の中にたくさんの具材が入っているので、栄養をまんべんなく摂ることができます。
妊娠中は特に多くの栄養を必要としているので、色々な食べ物を食べなければいけません。
グラタンは入れる具の内容で味を変えられたり、栄養価を変えられる大きな利点があります。
妊娠中やつわりでグラタンを食べるときの工夫
妊娠中やつわりでグラタンを食べるときの工夫
- マカロニを抜いたグラタンにする
- 野菜を多めに取り入れる
- あえてチーズを使わないグラタンを作るのもあり
妊娠中やつわりのときにはグラタンをそのまま食べてしまうと糖質をとりすぎてしまったり、栄養価が満足に摂れないなどのデメリットがあります。
上手に食べるには以下の工夫をすると妊娠中でも気にすることなく食べることができますよ。
マカロニを抜いたグラタンにする
グラタンといえば「マカロニ」ですが、マカロニって糖質が多いので太りやすい食べ物のひとつなんですよね。
自分で作る場合はあえてマカロニ抜きのグラタンを作ってみてはいかがでしょうか。
マカロニの代わりに野菜を多く入れると満足感が高いグラタンを作ることができて、また違ったおいしさに気づきますよ。
野菜を多めに取り入れる
グラタンに入れる具材を工夫して栄養価を高めることができます。
| グラタンの具材に入れるといいもの | |
| ほうれん草 にんじん きのこ類 えび 貝類 もち | じゃがいも ブロッコリー 玉ねぎ かぼちゃ 鶏肉 など |
妊娠中は栄養を普段より摂らないといけません。
栄養をたくさんとるには、鍋・ピザなどのひとつでたくさんの食材を使う食べ物を食べたほうが栄養をまんべんなく摂ることができます。
グラタンもたくさんの具材を使って作る食べ物なので、栄養のバランスがとりやすくなるのでおすすめです。
特に妊娠初期の妊婦さんは、ほうれん草やブロッコリーを多く摂ることをおすすめします。
ほうれん草やブロッコリーは葉酸を多く含む食べ物で、妊娠初期には特に多く必要が必要だからです。（妊娠初期は赤ちゃんの重要な臓器が作られるため）
あえてチーズを使わないグラタンを作るのもあり
グラタンの作り方はホワイトソースを作り、上にチーズをのせてオーブンで焼きますが、チーズの代わりにパン粉を使って作ってもおいしく作ることができます。
チーズの場合はトロっとした仕上がりになりますが、パン粉で作った場合は、パン粉の部分がサクッとしておいしいです。
妊娠中にチーズを食べることが苦手になってしまった方にはこの方法で食べるとおいしく食べられますよ。
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妊娠中やつわりのときに食べるグラタンに関するよくある質問
妊娠中やつわりのときに食べるグラタンについてのよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
冷凍グラタンはつわりでも食べられるの？
妊娠中は自然解凍で食べるのは避けてください。
電子レンジなどでしっかり加熱したものなら食べても大丈夫です。
しかし、市販されている冷凍食品は添加物が多く入っているものもあるので、食べ過ぎないようにしてくださいね。
つわりでグラタンを食べたいと思ったら性別はわかるの？
残念ながらグラタンで性別はわかりません。
つわりのときに鶏肉が気持ち悪い思うのはなぜ？
つわりで鶏肉や卵が苦手になってしまったという方が多くいます。
鶏肉独独のくさみが一番の原因です。
全ての食品にはアンモニアが含まれているのですが、鶏肉のアンモニア含有量は豚肉や牛肉よりも多く含まれているので、ニオイに敏感になった妊婦さんは気持ち悪くなってしまいます。
つわりでシチューが気持ち悪いと思うのはなぜ？
固形のシチューには多くの油が含まれています。
つわりのときは脂っこいものを食べると気持ちが悪くなりやすいです。
つわりで料理ができないときはどうしたらいい？
つわりで料理ができないときは、ミールキットや宅食を活用するのもありですね。
また、ミールキットや宅食を活用してパートナーを育てていく方法もあります。
以下はパートナーを育てていく方法を書いた記事なので、よかったら参考にしてください。
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妊娠やつわりの始まりをきっかけに色々と学んでみよう
妊娠が発覚したり、つわりが始まったりすると多くの人が「食生活」を見直さなきゃな……と思うはずです。
しかし、どこから見直せばいいのかわかりませんよね。
そんなときは妊婦さんを対象にした商品からヒントを得るのが一番効率がいいです。
例をあげて解説をしていくので、もしよかったら参考にしてくださいね。
つわノンゼリーを参考に学んでみる
つわノンは妊娠初期のムカムカする時期に活用すると、ムカムカが楽になる葉酸入りゼリーです。
つわノンから読み取れること（考察）
- 名前から考えてみると、つわりをなくすためのもの……？
- それならば、どんな成分が有効と考えられている？
つわノンの成分を調べると、ビタミンB6・しょうが・クエン酸がつわりに有効なのではないかと推測できます。
ビタミンB6・しょうが（ショウガオール・ジンゲロール）
⇒つわりの緩和に効果がありという論文がある。
クエン酸
⇒アンモニアを中和する効果があり、食べやすくしてくれる。
それならば、しょうがやビタミンB6が多い食品（バナナ・アボカドなど）を意識して食べるようにすれば、つわりが楽になるかもしれませんね。
つわノンの商品の口コミ・評判をまとめた記事を作成しているので、気になった方は見てみてください。
葉酸サプリを参考に学んでみる
葉酸サプリから読み取れること（考察）
- そんなに葉酸を摂らなければいけない理由はなに？
- 葉酸サプリの成分を調べると他の栄養も盛りだくさんなんだけど……
葉酸サプリのパッケージに書いてある栄養成分表示を見ると、葉酸以外にも様々な栄養素が配合されているのが確認できます。
なぜなんでしょう？そして、なにを基準に配合されているのでしょう？
調べてみると、厚生労働省が5年おきに公表している「日本人の食事摂取基準」を基準に、栄養を配合して葉酸サプリを作っているメーカーが多いようです。
どのくらいの割合入れているのかを見ると、100％近くだったり、それ以上入っているものも多いですね。
理由は、妊娠初期は赤ちゃんの重要な臓器を作るために細胞分裂が最も盛んな時期で、多くの葉酸や栄養を必要とするからです。
栄養が足りないと、赤ちゃんの成長が遅れたり、健康状態にリスクが出る可能性があるので、しっかりと栄養を摂らなければいけません。
しかし、その時期はつわりもあり、満足に栄養を摂ることが難しいです。
ですから、葉酸サプリの多くはマルチビタミンのような作りにして販売されているということですね。
販売されている人気葉酸サプリの比較記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
妊娠初期にどのくらい栄養が必要なのか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
食育栄養アドバイザー講座から学んでみる
#食育栄養アドバイザー講座とは、毎日食べる「食」を通して
- 食育について
- 栄養学について
- 生活習慣病の予防について
- ダイエットや美容について
など
をオンラインで学ぶ講座です。
食育栄養アドバイザー講座から読み取れること（考察）
- こんな資格がある理由は、栄養が偏っている人が多いから？
- 食べることに対して関心が少ないから？
妊娠が発覚するまで、栄養成分表示や原材料なんて気にも留めなかった方は多いですよね。
新しい家族を迎え入れるために、食の知識を深めておく……とても重要です。
30年前と比べて、同じ野菜でも栄養価が下がっているという話を聞いたことありませんか？
そのためには、食材の栄養を逃がさないための調理方法を学んだり、家族の健康のために免疫力を上げる食事方法を学んだりすることはとても大切です。
一度学んだ知識は一生モノですから、人生が大きく変化する今の時期に学んでおいても遅くはありません。
詳しくは以下の記事に書いてありますので、興味がありましたら併せて読んでくださいね。
【つわり】妊娠中にグラタンを食べたいと思ったら読むページのまとめ
記事のまとめ
- グラタンは200～250℃で約10分以上加熱するので食中毒の心配は少ない
- 糖質が多いのでマカロニを入れずに野菜を多めに入れて作る
- チーズの代わりにパン粉で代用してもおいしい
- 妊娠中は冷凍グラタンを自然解凍で食べない
- グラタンが食べたいと思っても性別まではわからない
- 鶏肉が気持ち悪いと思うのはアンモニア臭に敏感になっているから
- シチューなどの固形のルーは油分が多いので気持ち悪くなりやすい
- つわりで料理が出来ないときは宅食やパートナーを活用する
妊娠中やつわりの時期にグラタンが食べたいと思ったとき、きちんと加熱されたものであれば食べて大丈夫です。
妊娠中は食べられるものが偏ってしまいがちなので、グラタンのような色々な食材を入れられる食べ物は本当に重宝します。
色々な工夫をして少しでも食べられるようにしてくださいね。
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つわりのときになにを食べていいのかわからない方は以下の記事を読むと参考になるはずです。
